【雇用保険法】ハローワークインターネットサービスの改変(2021年9月21日~)①

税金・社会保険・労働関係

こんにちは、kanariyaです。

本日はハローワークのインターネットサービスが変更される件について触れていきたいと思います。

番外編のようなものなので、実務とは直接関係ありませんが、厚生労働省の取り組みの一環として知っておいていただきたいと思います。

現在、ハローワークではインターネットサービスにより、直接窓口に行かなくてもハローワークにある検索端末と同じ求人を検索できるようになっています。

また、求人番号(5ケタ-8ケタ)や事業所名がわかれば検索が可能です。

*ちなみに9月18日0:00から9月21日8:30頃までメンテナンスのため利用できないようになっています。

変更点1:オンラインで職業紹介(オンラインハローワーク紹介)を受けられるようになる。

現行の窓口等での職業紹介に加えて、求人者マイページを通じてオンラインで職業紹介を受けることができるようになります。求職者とのやりとり(応募書類やメッセージの送付)を求人者マイページで完結できるため、採用業務が効率化します。また、応募者の情報を一元化にデータ管理できるため、個人情報の管理がしやすくなるといったものです。

オンラインハローワーク紹介の流れ

  • 求人情報を掲載する。
  • ハローワークが求人者へ求人応募の可否を確認する。
  • 求職者が対象の求人に応募する(ハローワークが求職者マイページに送った求人に求職者が応募すると職業紹介が成立します。求人者マイページに応募通知が届き、紹介状や応募者の志望動機等を確認できます。応募書類を求人者マイページ上で受けることも可能です。)
  • 採用選考をする(マイぺージのメッセージ機能で応募者を面接日時等の調整をし、選考を行う。)
  • マイページから選考結果の通知(採用選考終了後は、求人者マイページから応募者・ハローワークに選考結果を連絡。)

変更点2:求職者からの応募を直接受け付けることができる。(オンライン自主応募)

・求人者がハローワークインターネットサービスに掲載した求人に対して、求職者がハローワークを介さずに直接応募することができるようになる。

・ハローワークに求人登録をしている求職者と、ハローワークインターネットサービスの利用者登録が応募しているため、応募者層が広がる。

・応募者とのやりとり(応募書類やメッセージの送付)を求人者マイページで完結できるため、採用業務が効率化します。

〔オンライン自主応募の利用について〕

・令和3年9月21日から求人情報の入力欄(「求人情報・事業所名の公開範囲」欄)に「オンライン自主応募の受付」の可否を選択する項目が新たに追加される予定なので、オンライン自主応募を受け付ける場合は求人ごとに「オンライン自主応募を受け付ける」を選択する。

・令和3年9月21日時点で有効中の求人は、初期設定が「オンライン自主応募を受け付けない(ハローワーク紹介に限る)」となっているので、オンライン自主応募を受け付ける場合は、求人者マイページから変更が必要。

〔オンライン自主応募の利用について〕

・オンライン自主応募は、マイページを開設する求職者がマイページを通じて求人に直接応募するものであり、ハローワークでの職業紹介ではありません。このため、ハローワーク等の職業紹介を必要とする助成金の対象とならない。

現在のハローワークの利用方法は、応募したい求人を検索してからハローワークの窓口に直接応募をしに行かなければなりません。さらに、求人に応募するためには、ハローワーク受付票を発行してもらわなければならずこれが結構手間なのです。(以前はカード型だったのですが、なぜかA4のタイプの紙に改悪^^;)
そして応募するには窓口を通じて求人者に問い合わせをし、現在の応募状況を確認し、状況を求人票に書いてくれます。(例えば5-4-0であれば5人応募して4人書類選考通過、採用は0人という意味です。)また、職員によっては応募状況の詳細を教えてくれたりします。(例えば、「この会社は女性を希望しているようですよ」とか「若い方希望みたいですよ」とか求人票には記載のないこと。というか募集の際に特定の要件を記載すると男女雇用機会均等法や職業安定法にひっかかりますからね・・・)

そこで、まだ募集しているようであれば、紹介状を発行してもらい、あとは自分で企業が求める応募書類(履歴書、職務経歴書、自己PR書など)を郵送なりメールなりして面接するという流れです。紹介状の裏面には選考結果通知があり、書類選考や面接の結果を求人者からハローワークに通知する義務があります。

とまあ、現状と改正点についてはだいたいこのような感じなのですがみなさまはいかがでしょうか。

少し長くなってしまったので私の見解はまた次回にします。

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