【経済】値上げラッシュは今後も続く?今から買っておくべきものとは

お金・金融

値上げ傾向が止まりません。街中を歩いていると、商品の金額表示が間違っているのではないかと思うほど明らかにあらゆるものの値段が引き上がっているのを目にします。

一方、値段は据え置きであっても内容量が減っていて、こんなに少なかったっけ?と思うようなものまで存在します。

本来であれば、あらゆる分野の商品の値上げは経済の成長の証明でもあるとされていました。ですので物価が上がるということはそこまで悪いことばかりではありません。

しかし問題なのは、経済の成長に対して物価の上昇率が大きすぎるということです。これは日本国内だけの問題ではなく、新型コロナウイルスの流行や、世界情勢などが原因である場合も多いです。

身近な例で言えば原油価格の高騰があげられます。日本は天然資源に乏しいので諸外国からの輸入に依存しなければなりません。ですからこれらにかかるコストが最終的に消費者に転嫁せざるを得ない状況になっているということです。

そこで今回は、ほぼすべての人に関係のある生活必需品をピックアップし、今から買って多くべきものをご紹介したいと思います。

完全な生活必需品の考え方は完全に独断なのでそこはあらかじめご了承ください。

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食料品部門

缶詰等の保存食品

食料品部門において、一番に思い浮かべていただきたいのは缶詰類です。

缶詰が日本に入ってきたのは1871年頃のことで、イワシの油漬けが日本で作られた最初の缶詰だとされています。

その後、1877年に北海道に缶詰工場を開いたことで、現在のように缶詰技術が工業的に使用され始めます。当時の缶詰の中身は北海道で取ることができるサケやマスがメインでした。

その後缶詰は2度の世界大戦を経て需要が拡大し現在に至ります。そんな優秀な缶詰ですが、日本ではその技術を生かしてさまざまな種類の缶詰が現在でもスーパーマーケットに並んでいます。みんな大好きサバ、イワシの缶詰からスープやフルーツといったものまで広く応用されています。

これらが重宝される理由は賞味期限の長さにあります。

日本は食の分野においても安全な国と言われています。衛生面もしかり品質管理に力を入れています。非常食としてもさることながら、食事の際に気軽に食べられる缶詰類は各家庭において重宝されていることでしょう。

魚介類は今後も値上がりする可能性が高いことから缶詰も必然とその影響を受けることになるでしょう。

個人的におすすめなのは、いなばライトツナスーパーノンオイルです。サラダの付け合わせに絶妙にマッチします。ダイエット中の方の食事のお悩み解決のマストアイテム間違いなしです。

インスタント食品

こちらはカップ麺やレトルトカレーなどをイメージしていただけるといいと思います。先述の缶詰と敢えて分けた理由は賞味期限の短さです。

とはいえ缶詰等に比べると短いというだけで保存期間は約半年から8ヵ月ほどはありますので保存食としては十分優秀といえます。

インスタント食品の大手日清食品は6月1日出荷分から即席袋麺、即席カップ麺、即席カップライス、即席カップスープのメーカー小売希望価格を5~12%引き上げることを発表しています。

また東洋水産では人気商品のマルちゃん即席カップ麺・即席袋麺・即席ワンタンの値上げを6月1日出荷分から希望小売価格の9%~12%値上げするとしています。

もし買い置きしておくのであれば今のタイミングがベストかもしれませんね。

日用品雑貨・インフラ

紙製品

トイレットペーパーやティッシュボックスなどの値上げは、3月末から4月出荷分から値上げをしていますが、エルモアで有名なカミ商事が6月21日出荷分から現行価格から15%値上げをすると公表しています。

トイレットペーパーやティッシュボックスは節約の仕方が難しく、今後のさらなる値上げも予想されるため、買い置きをする方がとても増えています。

また、子どものいる家庭や介護が必要となる家庭においては紙おむつの需要も加わります。

子育て世帯や介護業界にとっては大きな影響となるでしょう。

電気料金・ガス料金

先日5月27日、大手電力10社が7月の家庭向け電気料金を発表しました。

値上げの対象となるのは東京電力、北海道電力、中部電力、九州電力の4社。ロシアのウクライナ侵攻に伴って、液化天然ガス(LNG)や石炭といった火力発電の燃料費が高騰している影響を受けたことにあります。残る6社(東北電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力)は燃料費の変動を料金に上乗せする燃料費調整制度の上限に達しており据え置きとなる模様です。

 標準的な家庭の電気料金で、最も値上げ幅が大きいのは東京電力の306円。北海道電力が299円、中部電力が260円、九州電力が18円となります。北海道電力は16カ月連続、東京電力と中部電力は11カ月連続の値上げとなります。

一方、大手都市ガス4社(東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガス)は全社値上げとなります。値上げ幅はそれぞれ東京ガスが78円、東邦ガスが158円、大阪ガスが152円、西部ガスが119円となります。

生活していくうえで必須なインフラは固定費と同様に抑えることが難しい分野でもあります。特にこれからの季節は、熱中症対策としてエアコンの使用頻度が高まると予想されます。

終わりに

収入が上がらず一方で支出が増えていくスパイラルは残念ながら今後も続くと思われます。

これから求められていくことは、抑えられるべきところはしっかり抑えて、増やせるところはしっかり増やすこということです。

そのためには、日本だけではなく日本を取り巻く世界環境がどのように変化しているか、常にアンテナを張ってそれに応じて自分自身がどのように行動していくかによるところが多いと思います。

世界の環境全体を変えることは到底できませんが、自分自身の考え方や行動といったことは比較的簡単に行うことが出来ます。

今一度自分の行動を見直したうえで、自己資本という自分自身の価値を上げるときが来ているのかもしれませんね。

参考

いなばライトツナスーパーノンオイル(いなば食品株式会社)
価格改定のお知らせ ~2022年6月1日(水)出荷分から~(日清食品)
「マルちゃん 即席麺」 価格改定のお知らせ(東洋水産)
7月の電気料金、4社値上げ 東電306円、ガスは全社上昇(東京新聞)

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