【社会情勢】2021年10月から変わる身の回りの出来事

お金・金融

こんばんは、kanariyaです。

9月もいよいよ今週で終わりますね。金曜日からはもう10月になります。

年齢を重ねると時間が過ぎるのがとても早く感じるには私だけでしょうかw

10月といえばいわゆる下半期に入ります。

10月というのは法改正が施行したり、既存の制度が変更したり、身近にあるあらゆるものが値上げしたり・・・

1月や4月に並んでさまざまな制度が変更されるのが近年の日本です。

特に景気の良くない時期というのはこういうことには常にアンテナを張っておかないといけません。

そこで、2021年10月から変更になるもので特に注目するべきものも紹介したいと思います。

1.地域別最低賃金の改定

これは以前の記事でも触れました。

全国の平均賃金が930円と前年より28円増、額、上げ幅ともに過去最大となります。

現在、求人広告で出ている最低賃金も10月からは変更しないと違法になってしまいます。最低賃金法4条では「最低賃金の適用を受ける労働者と使用者との間の労働契約で、最低賃金に達しない賃金を定めるものは、その部分については無効とする。この場合は無効となった部分は、最低賃金と同様の定をしたものとみなされる。」としています。

この太字の部分を最低賃金の民事的効力と言います。つまり東京でいえば10月以降1,041円未満の時給で働かせた場合は、時給1,041円で働かせたものとみなしてしまうということです。

民亊的効力は他にもあって、例えば労働基準法13条(労働基準法違反の契約)、労働契約法12条就業規則違反の労働契約、労働組合法16条(基準の効力)などがあります。

ちなみに、最低賃金の適用を受ける労働者に対し、その最低賃金額以上の賃金を支払わなかった使用者は50万円以下の罰金に処せられるのでご注意くださいw(最低賃金法40条)日々労務管理に関与している方はもちろん、これから時給制で働かれるという方は少し意識してみてくださいね。

2.普通郵便の土曜日の配達の廃止

速達やゆうパックなどを除く郵便局による普通郵便の配達義務を「週6日以上」から「週5日以上」に改める改正郵便法が020年11月に成立し、今年10月から施行されます。ということは普通郵便の配達にかかる日数が今現在より1日増えるという認識を持っておいた方がいいかと思います。インターネットの普及により郵便件数は減ってはいるものの、依然として紙でのやりとりがなくならないのが現状です。(ハローワークの紹介状システムとかw)。

ちなみに、普通郵便以外の速達付き郵便や、書留郵便、レターパック、ゆうパックなどは変更しません。

それも見越して速達の料金が250円までの郵便物は290円から260円、1㎏までの郵便物が390円から350円、4㎏までの郵便物は660円から600円に変更になります。

さらに、来年1月からは、深夜に行っていた郵便の仕分け業務をなくす代わりに、荷物の配達に携わる従業員を増やすということです。そのほか電子郵便や国際郵便の一部も変更になりますので詳細は日本郵便のホームページをご確認ください。

3.大手電力会社10社、都市ガス4社の利用料金の値上げ

これについては10月に限ったことではないのですが、ライフラインのような固定費というのは自力での節約というのはなかなかできるものではありません。

毎月の電気料金には基本料金のほかに、電力量料金、燃料調整額、再生花王エネルギー発電促進賦課金等が請求されています。(請求書をよーくみると小さい字でちゃんと書いてあります。)

東京電力のシミュレーションによると、2021年10月分の1月あたりの電気料金は、2021年9月分に比べ約140円増となるとのことです。

電力自由化になった今、契約している電気会社の乗り換え等も検討してみるといいかもしれませんね。

4.三菱UFJ銀行、みずほ銀行から他行での振込手数料の値下げ

振込金額やカードの種類、個人か法人によって異なるので詳細は各行のホームページを見ていただきたいのですが、基本的にはどのサービスも値下げと考えてよさそうです。特に個人的には三菱UFJダイレクトの手数料が下がるのは地味にうれしいです。三菱のインターネットバンクって使いやすくて結構好きなんですよね。みずほ銀行も10月から変更となるようですが、ここは繰り返されるシステム障害をなんとかした方がいいですよね^^;今年だけで7回も起こしているらしく金融庁から業務改善命令もでています。私は証券等はやりませんが、投資家からしたらたまったもんじゃないですよね・・・ちなみに三井住友銀行は11月から変更予定とのことです。

番外編1.タバコ税の増税

これはちょくちょくやっていることですが、10月からさらに増税するようです。

日本たばこ産業(JT)は紙巻きたばこを1箱10~40円、葉巻たばこは70~130円、加熱式は30円引き上げ、米フィリップモリスと英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の日本法人も国内で販売するたばこについて10~100円の値上げとのことです。

私はタバコは吸いませんが、喫煙所の近くを通ると結構人が多く蜜状態になっていますよね。

今は分煙や完全禁煙のお店が増えており、喫煙できる飲食店の需要が高まっているそうですね。私も元上司とカフェに行くときはいつもド・トールの喫煙室に連れていかれましたw

番外編2.東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのパークチケット新料金を適用

これについては私は全く詳しくないので詳細は割愛しますが、おそらく新型コロナの影響井よるものでしょうね。休業や入場制限をしていたので必然と経常利益は下がっているでしょうし。夢の国も現実的なことをするものだなあと外野の人間は思ってしまいますw

番外編3.社会保険労務士試験の受験料の引き上げ

これはすでに2021年の申込からすでに上がっています。そもそも社会保険労務士ってなあに?って方は今後私のブログで説明するかも?しれません。毎年8月の第4週の日曜日に行われている国家試験です。(毎年24時間テレビと被ります。)

なぜこれを取り上げたかというと、単純に値上げ幅がエグイこと。

2020年までは9,000円だったのに対し、2021年から15,000円になりました。

60%以上も一気に値上げってなかなかですよね。改定の理由としては、「試験の実施における新型コロナウイルス感染症の感染予防対策の必要性や、積立金の状況、受験者数の実績等を踏まえて」としています。新型コロナウイルス感染症が原因なのであれば他の資格試験にも影響がありそうなので今度調べてみたいと思います。

とまあ、他には固定回線から携帯電話への通話料金の値下げ、小麦、コーヒー、そばなどの食料品の値上げなどもあります。

近頃ステルス値上げ(価格は据え置きも、量やサイズが変わること)などもよく耳にします。

なかなか景気が上がらない中の物価の値上げてホント厳しいですよね。これからはホントに必要なものなのかかしっかり見極められるようになりたいと思います。

このブログの趣旨から若干反れてしまいましたが今日はこの辺で。

ご覧いただきありがとうございました。

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