こんにちは、kanariyaです。
まずタイトルの‟社会保険”という文字を見てあなたなら何と思い浮かべるでしょうか?もしくはどういうイメージを持つでしょうか?
「社会保険?社保のことでしょ?こんなんすぐわかるやん。」
「給与明細に載っている社会保険のことでしょ?会社から引かれて口座に入っているわ。」
「健康保険と年金の保険料のことでしょ、あれ高いんだよね。」
「社保なんて入りたくないけど仕方なく払っているよ。」
だいたいこんなイメージでしょうか。
そうです、だいたいの認識は合っています。
しかし、人事労務の世界ではもう少し厳密な解釈をします。
社会保険とは労働保険と狭義の社会保険を指します。
・・・
( ^ω^)・・・
「おい、kanariyaボケとるんか。」
「狭義の社会保険の狭義の社会保険ってなんやねん。」
こんな声が聞こえてきそうです。
はい、私も当初は同じことを思った立場ですのでお気持ちはよくわかります。
そもそも社会保険ってイメージしにくいんですよね。
よくCMで流れる保険と混同されがちです。
さて話を戻して、われわれ人事労務の世界では労働保険と狭義の社会保険を区別しています。
これをもう少し細分化すると、
・労働保険(労働者災害補償保険料いわゆる労災と雇用保険料)
・社会保険(健康保険料、厚生年金保険料)
になります。
なんで区別する必要があるのか。
それは根拠となる法律が違うからです。
労働保険は、「労働保険徴収法」という法律を根拠としているのに対し、狭義の社会保険は「健康保険法」及び「厚生年金保険法」を根拠にしているからです。
当然、根拠となる法律が違うわけですから保険料率や納付時期、納付方法も変わってきます。
人事労務部門でご活躍されている方であれば当たり前のことかもしれませんが、会社の従業員の人たちは給与明細の支払額や銀行口座の残高だけを確認して、いくら引かれているか気にしない人がほとんどです。(ちなみにこれは日本人に多い傾向であり、アメリカではいくら引かれているかを重視する傾向にあるようです。)
普段仕事をするうえで何気なく処理していることでもまじめな従業員から質問されたときにスムーズに答えられるようにしていかないといけませんね。
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